役立ち情報
治療・予防など
肝硬変になった肝臓を、元の状態に戻す方法はありません。そこで、残された肝臓の機能を助け、肝臓癌への移行を遅らせることと、合併症をコントロールすることが、肝硬変の治療では大切になります。
<代償性肝硬変の治療>肝臓の機能を助けるのが主な目的です。
1)薬物療法
ウルソデスオキシコール酸(内服):GOT,GPTの値を下げる効果があります。
小柴胡湯(内服):漢方薬で、やはりGOT,GPTの値を下げるのに有効です
グリチルリチン製剤(注射):前記のような薬で効果が無い場合に用います。
GOT,GPT値を低下させ、肝硬変の進行を抑える働きがあります。
アミノ酸:アルブミン値が低下している場合に用いることがあります。
また、肝硬変では胃潰瘍が起きることがあるので、胃酸の働きを抑制する薬剤を内服することもあります。
2)生活指導:肝臓の状態が特に悪くなったとき以外は、激しい生活制限は行いません。気をつけてほしいのは、次のような点です。
肉体労働や激しいスポーツは避ける:体に負担をかけすぎてはいけません。ただし、日常生活で体を動かすことは問題有りません。
バランスのとれた食事:かつては高エネルギー・高蛋白質の食事がよいとされてきました。しかし、最近の日本人の食生活では、エネルギーも蛋白質も足りていますから、栄養のバランスをとることをこころがけます。
原則的に禁酒:アルコールは肝臓で解毒されます。飲酒は肝臓に負担をかけるので、原則的には禁酒する必要があります。
<非代償性肝硬変の治療>合併症に対する治療が中心となります
黄疸:黄疸がある場合、症状はかなり進行しています。強い黄疸に対しては、現在では肝移植しか有効な治療法はありません。
腹水:塩分と水分を制限し、利尿剤を使用します。これで効果が無ければ、アルブミン製剤を用います。
肝性昏睡:内服薬や注射薬で血液中のアンモニアを低下させます。場合により食事の蛋白質を制限します。
また、アンモニアは腸内で発生するので、便秘をしないことが大切です。
食道静脈瘤:静脈瘤破裂を防ぐために、以前は外科手術が行われていましたが、現在は内視鏡を使用して、静脈瘤に硬化剤を注入して、瘤を退縮させる治療が行われています。
■代償期
代償期の肝硬変は肝臓自体もまだ、普通に生活することができるだけの肝機能が残っていますから、それ以上病気を進ませない事が治療の基本方針となってきます。肝臓に負担をかけないよう為に、安静を守り、肝臓に必要な栄養補給を行なうようにします。
その代償期にgot・gptの値が高くなっている場合は、入院しなければならない可能性も出てきますが食欲不振、だるさ、黄疸等の症状が出ていない場合は、仕事をしてもさしつかえありません。もちろん、重労働や不摂生は現金です。
しっかりトサプリメントなどで栄養補給は欠かさずに行ないましょう。
サプリメントとしては、肝臓の機能を回復させる「にんにく」や「牡蠣」を含むサプリメントがお勧めです。
▼食事で気をつける事
食事は、高タンパク質・適正エネルギー・高ビタミン・高ビタミン・ミネラルの食事を心がけましょう。とくに食べてはいけない食品はありません。黄疸が出ていないかぎり、脂肪を制限する必要もありません。バランスのとれた食事が大切。
▼飲酒について
代償期の場合は、たとえアルコールにしても、アルコール性の肝硬変や飲みはじめるととまらない人はともかく、症状が無い場合は、
日ビール1本程度、週二回くらいなら大丈夫です。
飲みすぎは禁止です。
■非代償期
非代償期の肝硬変は、既に肝機能の衰えがみられる状態ですので、まずは、腹水を改善する事、静脈瘤の出血と肝性脳症の予防が最重要となってきます。
(肝性脳症・・・肝硬変などで肝臓の機能が著明に低下し、、血液中にアンモニアなどの有毒な物質が増えた結果引き起こされる意識障害の事)
基本は、入院治療です。
肝硬変では肝がんを併発しますから、早期発見の為の検査も重要です。 入院して、安静を守り、栄養をとるといった治療だけで、腹水がなくなるひとも います。それだけ、日常生活が重要という事です。 さらに薬物療法で腹水を減らします。腹水がなくなり、代償期の状態に戻れば、 退院することもできます。
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